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2010年度 社団法人釧路青年会議所

理事長方針

理事長 後藤 公貴

はじめに

 青年会議所は何の為に存在するのか?

 青年会議所は誰の為に何をすべき団体なのか?

 青年会議所で何を学ぶべきなのか?

 創始の精神において「修練・奉仕・友情の三原則を守り抜こう」と固く決意をされた先輩諸兄の想いは、現在も変わることなく我々の心に深く刻まれており、全ての活動・運動の根幹を成す基本理念であることに間違いはありません。その上で、我々は何の為にこの団体に所属をしているのか。誰の為に日々の努力を怠らず、活動・運動に精進し続けるのか。リーダーたる人材として何を学ぶべきなのか。

 我々自身がその足もとをしっかりと見定め、物事の本質をしっかりと理解せずして、魂のこもった活動・運動が展開できるはずはなく、地域に求められる存在にはなりえないと考えます。他の団体にはない唯一無二の存在意義に誇りを持ち、自己研鑽を怠らず、くしろ地域への想いを正面から伝えることができる。設立以来50有余年、脈々と受け継がれ、どんな状況においても誇りを持って貫くことのできる「釧路JCマインド」の確立こそ、今我々が有しなければならない心根であると強く思いを抱きます。

「強い組織」とは

 我々が大きな夢と理想を掲げても、その足もとがしっかりとしていなければ組織そのものに綻びが生じます。組織の運営が強固であればあるほど、その団体は発展を続け、多くの人々から認められる存在になります。運営管理、財務管理、渉外活動、広報活動等、今我々がどこに向かっているのか、そして何を伝えるべきなのか。情報が多様化している現代の中で、何が求められているかを的確に捉え、確実に「心」に浸透させることができる。「強い組織」の構築こそが更なる組織の成長の「源」となるのです。

ひとづくり

 (社)釧路青年会議所の会員として、その歴史と伝統を汚さぬ為、そして後世に誇れる歴史を刻む為、何よりJCメンバーとしての品格を認められる為にも「ひとづくり」は極めて重要であると考えます。Jayceeとして後進にその経験と知識を伝達する責務があることは当然ですが、社会の一員として、一人の大人として他者を「敬う心」を決して忘れてはなりません。会員相互は勿論、会員のご家族、先輩諸氏、関係して下さる多くの皆様にも、同様にその心を持ち続けましょう。その先には我々を取り巻く環境が加速度を増して好転していく明るい未来がきっとあるはずです。己の人格を磨き、会員としての資質を向上させ、より高いレベルでのメンバーシップを確立する。青年会議所としての「原点」が「ひとづくり」であることを決して忘れてはなりません。

温故知新

 (社)釧路青年会議所として、設立から現在に至るまで、くしろ地域の発展と活力向上を目指して様々な活動・運動が展開されてきました。その時代に応じた若者らしい柔軟な発想に基づいた数多くの活動・運動の中には、その時流において実現の叶わなかった提案・提言、新しい切り口があったはずです。その功績を紐解き、現状における新たな発想を加えることによって、現代において実現する可能性を秘めたくしろ地域の魅力を発掘し、明るい豊かなまちを創る礎としましょう。「温故知新」の想いから未来を切り拓く。景気動向、政治、地域住民の未来に光が射すような夢のある活動・運動を通じて我々の底力を大きくまちの活性化の為に発信しましょう。

感動をわかちあうということ

 ひとの心を失っているかの様な、想像の範疇を超えた事件が後を絶ちません。青少年のみならず、大人ですら、発達した情報化社会の中で自分の居場所を見失い、モラルや人格が崩壊していく。物質的に豊かになった現代に「ふれあい」が無くなった代償であることは悲しむべき現実です。今こそ豊かな心を育み、希薄になりつつあるコミュニケーションを充実させることができる活動・運動が求められていると強く感じます。子ども達の心の育成や福祉活動を通じて、我々が学び、気づき得た経験を共にわかちあう。さらに共に体験・体感できたからこそ生まれる「しあわせ」な気持ち。利他の精神を持って「感動」をわかちあうことができれば、豊かな心を双方が育め、豊かな人間性を高めることのできる最高のステージが待っています。笑顔と喜びに溢れた「真の心」を共に感じましょう。

不連続の連続

 青年会議所は組織として単年度制ではありますが、継続して行っていかなければならない活動・運動も数多く存在します。俗に言う「やりっぱなし」にならない為にも過去の関係団体との連携は勿論、より成熟した事業構築を目指し、新たなパートナーシップの模索も視野に入れた活動・運動を展開していかなければなりません。Jayceeとして、(社)釧路青年会議所会員としての理想と可能性を信じて、見識を深める努力を怠らず、しっかりと検証をして進化をさせていく。我々自身が積極的に、そして能動的にこれらに取り組む気概を決して無くしてはなりません。

JCの未来について

 (社)釧路青年会議所を取り巻く環境が時代の変化に応じて、団体の存続、団体の存在意義、団体としての目的を含めて大きな転換期を迎えております。また全国各地のLOMが抱えている会員減少の問題も努力の度合いに見合わない苦戦を強いられているのが現実です。今こそ我々の英知と勇気と情熱を結集して、これらに本気で取り組む必要があると考えます。「俺たちがやらなきゃ誰がやる」(社)釧路青年会議所の未来を憂うのであれば、メンバー全員が同じ価値観を持った中で見識を深め、積極的に行動する。人任せでは絶対に乗り越えられないという強い危機感をもって、日々邁進する覚悟が必要です。

終りに

 JCは各々が与えられた「係」によってその組織と秩序が形成されているというのが私の持論です。各々がその「係」の中で、もがき苦しみ、その中で培われた経験が人を成長させる重要な要素であり、しっかりとした経緯を踏めばおのずと結果は付いてきます。

「せっかく」一生懸命に歯を食いしばって「JC」をやっているのだから、「JC」をやっているその時間は真剣に、そして真摯に「JC」に没頭してくれることが私の願いです。

失敗は己を成長させる糧、恐れず行動する勇気を持とう。

人を敬わずして、己が敬われるはずはない。「人」が「人」をつくる真の意味を考えよう。

未来は私たちの手の中にある。釧路JCの誇りと歴史の上に。