理事長方針

2017年度(一社)釧路青年会議所 理事長方針

第66代理事長  栗林 延年

はじめに

 わたしたちは未熟だ。しかし、わたしたちには無限の可能性がある。未熟であることを卑下することなく、未熟ゆえの謙虚な心を持ち、既成概念にとらわれない新しい発想とチャレンジ精神でまちに影響を与えよう。わたしたちは必要とされなければならない。わたしたちにしかできないことが必ずある。わたしたちは20歳から40歳までの大事な時間を費やし青年会議所活動を行っている。この時間は、これからの人生にとって大きな影響を与えるものだ。わたしたちが費やしている時間はJCのためだけではない。この尊い時間と経験は、これからの自分の成長とそれぞれの企業や団体、ひいてはこのくしろにとって重要なものになる。
 わたしは他の人から比べて長く青年会議所活動・運動をやってきたというわけではないが、それでもわたしが入会したときから青年会議所は変化してきている。釧路青年会議所の中で当たり前に行われてきたことが、良い部分も悪い部分も変わってきたように感じる。すべてのことに意味はある。意味がなくなってしまったもの、意味を理解せずに続けているものは、素晴らしい伝統であっても失われていく。自分の考えと、初めて知る考えを照らし合わせることが、形は変わっても伝統の継承になるのではないか。今一度原点に立ち返り伝統を心の底において新しい伝統を築いていきたい。
 本年は、北海道地区大会主管と創立65周年という大きな意味を持つ年になる。わたしたちは大きな成長を遂げる。苦しい時こそ助け合える仲間、生涯の仲間とともに笑顔で乗りきろう。2017年が終わった時には多くの感謝と希望の光がくしろから北海道を包む。

出向について

 釧路青年会議所の周りには多くのLOMがあり、それが全道、全国、全世界へとつながっている。それぞれの地域にはそれぞれの問題があり、そこでは志同じくするJAYCEEが奮闘している。人が人で磨かれるということは、どれだけ多くの人と出会うか、またその人たちと真剣に取り組み友情を育めるかにかかっている。自分の成長からLOM、地
域、これから出会う同志に影響を与え続けよう。だれでも良いといわれるのではなく、あなたにしかできない気づきから成長と成果を求め続けよう。

第66回北海道地区大会

 2015年根室の地において、北海道地区大会の釧路主管が決定した。前回大会を経験している人も少なく、入会して間もないメンバーが多いが、一人ひとりがやるべきこと、やれることをやれば必ず成功する。一枚岩にならないとこの地区大会は成功しない。だれも置いていかない。だれ一人欠けることなく思いをひとつにして釧路青年会議所であるというプライドと、ここくしろから北海道、日本を変えるという気概をもって取り組まなければならない。釧路青年会議所は常に新しい風を巻き起こしている。北海道地区協議会と連携し、釧路青年会議所にしかできない地区大会を構築していきたい。わたしたちにはできる。なぜなら釧路青年会議所だから。

65周年

 今の釧路青年会議所があるのは、先達が多くの苦難を乗り越え、昔と今も変わらない志をもって歴史と伝統を築いていただいたからだと考える。ここに改めて感謝の意を表するとともに、歴史が紡がれた理由や、地域における青年会議所という存在意義を理解し行動しよう。先輩諸氏への感謝はもちろん、変わらない友情のもと、切磋琢磨し刺激を与えてくれる同志への感謝、地域において連携、協力していただいている関係諸団体への感謝を表し、今一度釧路青年会議所を未来に向かいさらに力強く運動を推し進めることを誓いたい。

LOMの運営

 青年会議所では様々な会議を通して、人を人で磨き、お互いを敬いながら議論を真剣に行うことで自己成長と、地域の未来を本気で考えてきた。そのためには円滑な諸会議の準備、スケジュール管理、メンバーへの周知、地域に対してわたしたちの活動を理解していただく広報活動等が不可欠である。これらの下支えがあってこそ、わたしたちは活動・運動を力強く推し進めることができる。やって当たり前といわれる運営に誇りを持ち、その当たり前に感謝と敬意を持ち2017年度をメンバー全員で全うしたい。

人とのつながり

 釧路青年会議所の伝統として友情を育み、労うことがLOMの推進力となっている。本当の意味で労い讃え、メンバー全員が笑顔で輝くには何をすればいいのかを探求したい。そこからくしろのまちづくりが始まる。そして、全ての人に感謝を伝えること。敬愛してやまない先輩諸氏、家庭を支えてくれている家族、わたしたちの活動・運動に理解をいただいている会社、連携、協力していただいている関係諸団体、全てのかかわりのある方へ感謝を伝えよう。本年度は地区大会と65周年がある特別な年である。シニアクラブのみなさまからの支援、協力が不可欠になる。本年を機にシニアクラブのみなさまとの交流をさらに深める年にしたい。

観光都市くしろ

 わがくしろは、観光庁から「観光立国ショーケース」として訪日外国人旅行者を地方へ誘客するモデルケースを形成する地域として選定された。現在も多くの外国人観光客が来ているが、外国語を話せるスタッフも少なく、あたたかい心をもった人でも、訪釧者に対して外国語をはなせない、はずかしいという感情や文化の違いなどで魅力を伝えることが
できず、その需要を満たしきれていないように考える。この地域に住まうわたしたちが本当の魅力を伝えていこう。わたしたちの地域にある本当の魅力は、自然や、食だけではなく、地域の魅力を伝える人であると考える。くしろが世界の観光都市になるように若者らしい発想で貢献したい。

愛国心教育

 北方領土問題だけではなく、中国、韓国、北朝鮮のニュースをみて事の重大性に気付かされる。この日本という国に生まれ、わたしたちはこの国の文化、風習が当たり前のように感じてしまう。そしてそれは、平和であるがゆえに、何も考えずとも安心、安全であることから無関心の一部を作り出してしまっている。また、学校の歴史教育からも、正しい歴史認識や、愛国心を育むことが困難である。わたしたちは、国のこと、地域のことにもっと関心を持たなければならない。教育を変えることは難しいかもしれない。しかし、わたしたちは愛国心、愛郷心を育む教育を推進することができる。くしろから愛国心、愛郷心を育む教育を他団体、教育機関と連携し、継続とひろがりを考えよう。

拡大とアカデミー

 どれだけの多くの人々に青年会議所活動・運動を経験させてあげることができるか。この成長の機会を与えられず40歳を超えてしまうほど不幸なことはない。釧路の経済界をみても多くの先輩諸氏が活躍している。どれだけ多くの同志を集め、どれだけ多くこの地域で活躍する同志を輩出するかが重要である。青年会議所活動・運動は、地域に対しての責任を育み、公私ともに充実した未来を切り開く力を身につけることができる。拡大は全員で取り組むもの。誰かがやってくれるものではない。メンバー全員一丸となって拡大に取り組みたい。

 これからの釧路青年会議所の未来を担うアカデミーの育成。釧路青年会議所独自の育成をもって、早く釧路青年会議所に溶け込んでもらいたい。それには委員会内での育成が重要になってくる。来てくれるだけでいい。LOMの活動の花形としてアカデミーを大切に育てていきたい。アカデミーのときにしかできない感動経験が必ずある。同期との絆が必ず人生の支えになる。

渉外

 地区大会を主管するLOMとしてはもちろん、今まで通りの出物と呼ばれる事業へスムーズに参加するためには、渉外が欠かせない。スムーズに参加することが目的ではなく、その中で、多くの学び、友情を育むことが本当の目的である。一人でも多く参加してもらうこと、多くの気づきを得ること、友情を育むためにできることを探求したい。

おわりに

 地域を思い、未来のために行動する人を創り、素晴らしい経験をさせてくれる青年会議所。目を輝かせ、笑顔で活動しているわたしたちの背中を必ず地域が後押ししてくれる。期待されている喜びと、緊張感をもって真剣に突き進もう。

この一年間が一番大変だった。でも一番楽しかった。
この一年間を終えたメンバーは
素晴らしい出会いと経験の中
自信に満ち溢れ
くしろに必要とされる存在になる
わたしたちはできる
なぜなら釧路青年会議所だから