大会趣旨 | 第66回 北海道地区大会 釧路大会

公益社団法人日本青年会議所 北海道地区協議会

第66回北海道地区大会 釧路大会

大会趣旨

大自然が育む多様かつ豊富な地域資源に恵まれた釧路は、かつてアイヌの言葉でクスリと呼ばれ松前藩により漁場が拓かれることで、古くよりクスリ場所として交易の拠点となり東北海道における経済の根幹を担ってきました。弘化二年、幕末の探検家である松浦武四郎がクスリ場所を訪れ「東蝦夷地第一の都市たるべし」と繁栄を予見したとおり、幾多の先人たちは自然とともに生き、互いを想い育て合い、人と人の心と力を結集させることで新たな時代の礎を築いてこられました。先人たちの自らの地域を愛し、自らの地域の可能性を見出すことで時代の変革へ向けて敢然と挑み続けた熱き気概は、この地に受け継がれるまちづくりの揺るぎない原点であります。

釧路市は今日まで、水産業、鉱業、製紙業を基幹産業とし経済発展を遂げてきましたが、資源の豊富さゆえ基幹産業に依存傾向を持つ経済基盤が形成された社会的課題があるのです。だからこそ釧路青年会議所は、釧路が持つ可能性を見出すべく地域に果たすべきJAYCEEの使命と責任を己に問いただし、多くの市民の共感を得て共に可能性を育て合い、地域としてのイノベーションに敢然と挑み続けてきました。本年33回目の開催を迎える市民協働型運動くしろ霧フェスティバルは、厄介者であった海霧を釧路の夏の風物詩として逆手に取り、釧路青年会議所と市民が互いの心と力を結集することで創り育て、大勢の市民の笑顔を集めるイベントに成長しております。また、かつて世界を航海する船乗りが世界三大夕日と称した釧路の夕日を、今や全国規模で愛され釧路の象徴まで成長させたくしろ夕日プロジェクトは、市民の郷土愛を深め、観光産業をはじめ大いなる付加価値を与えています。そして、観光立国ショーケースモデル都市に選定されたことは、釧路の可能性に地域を超えた共感を集めたことで掴んだ光明であり、今まさに地域としてのイノベーション実現に向けて挑み始めています。変革が求められる時代だからこそ、課題の本質を見据え、本質が伴う運動から人々の確かな共感を呼ぶことで醸成されるJCと人々のまちづくりに挑む気概が、やがて大きなうねりとなり地域から北海道を変革するのです。

本大会において、まずは課題の本質を捉えた思考や行動には多くの共感が集まり、北海道民とJAYCEEの共感の力を携えまちづくりへ敢然と挑むことがJC運動の原点であることを発信、共有します。そして、多様な課題と溢れる可能性が共存する釧路に集い、課題先進地域である釧路の未来を論じ、投げかける一つひとつの問題や課題を各々の地域に置き換えて自らの地域の未来を想い描くことで、強い期待感から主体者意識を醸成します。さらに、本大会を通してまちづくりに「挑む」気概を滾らせ、本質を捉えたJC運動が大勢の市民を巻き込み、釧路から全道各地へJCスパイラルを巻き起こすことで地域としてのイノベーションから可能性に満ち溢れた誰もが夢を描ける北海道を創造します。